はじめに
40代サラリーマンが「トラリピFX」で月50万円の利益を出していました(2022年実績)。
そんな私が、トラリピで悩みがちな「マイナススワップ」の対策として、試しに「IG証券」「みんなのFX」「LIGHT FX」で高金利通貨を購入してみました。
10万円で何ができるか?をやや楽しみながら色々と検討しています。
(当初は10万円から始めましたが、その後30万円に増額、今はさらに増額し240万円の資金で運用しています。)
高金利通貨ペアによるスワップ戦略
今まで保有した高金利通貨ペアは、トルコリラ円、メキシコペソ円、南アフリカランド円、ハンガリーフォリント円ですが、現在保有しているのはトルコリラ円(IG証券)のみとなっています。
ここではその「運用実績」や「運用してみた感想」などを示しています。
高金利通貨を始めてみた背景や経緯、そして今後の展開も含め、私の見解を纏めていますので、よろしければこちらもご覧ください。
2024年第35週の結果
現在保有している通貨ペアの状況を以下に示します。
通貨ペア | 数量 | 平均 約定価格 | 今週獲得した スワップ | 評価損益 (週終値) |
TRY/JPY | 204.0 | 4.738 | 59,364 | -941,840 |
MXN/JPY | 0 | 0 | 0 | 0 |
ZAR/JPY | 0 | 0 | 0 | 0 |
HUF/JPY | 0 | 0 | 0 | 0 |
今週の利益は約5.9万円でした。
一日1万円のスワップを目指しているのですが、全く届いていないのでもう少しポジションを増やさないといけないようです。
ただ、レートがさほど動かなかったため、含み損は大きな変化がありませんでした。
想定していた「巻き戻し」が予想よりも早いタイミングで来たわけですが、巻き戻し自体は今までお伝えしていた通りですので想定内です。
ただ、予想ではもっとスワップが貯まってからの巻き戻し(含み損)だったため、シナリオとしては失敗ですね。
また、トルコリラ円運用による2024年8月のスワップ利益は、285,966円(手数料除く)でした。
初めはマイナススワップ対策として始めてみましたが、運用としても定着してきました。
トラリピと合算すると、2024年8月の利益は654,560円となり、資産運用としては決して悪くないと思います。
しかし、トルコリラ円の運用はこれからまだ円高方向の可能性もあり、リスクは決して低くありませんし、現時点でも利益より含み損のほうが大きくなっていますため、見た目(表面)に騙されてはなりません。
私は、トルコリラ円に下げ止まりを感じたことを踏まえ、この運用に力を入れることにしました。(その他の理由もありますが、それは別の記事に記載してあります)
しかし、予想より早く円高方向(巻き戻し)になりましたため、早い段階から含み損を膨らませてしまいましたが、レートが下落しないだけでも高金利通貨運用は成り立ちますので、一旦はこれで放ったらかしにすると思います。
いずれにしても、現在のトルコ中銀(政権)の金融政策等が評価され、ここ10年以上下落し続けていたトルコリラも底打ち反転しようとしていた地合いでしたので、「巻き戻し」が終わればゆっくりと戻ってくるだろうと予想・期待しています。
高金利通貨による運用は、時間をかければスワップの蓄積によりプラスになるというコンセプトでもあるので、その戦略でも全く問題ないのですが、運用自体に余裕があるのであれば、複利運用の際には押し目買いをして含み損が少なくなるようにしてもよいだろうと思います。
加えて、中長期的に見ると、どの通貨ペアも円高に振れることが十分に有り得ることであり、それは高金利通貨運用の根底を覆す転換点になりかねません。(追記:2024年7月から8月にかけて円高に振れています)
それらを十分に考慮したうえで、慎重に検討していくべきでしょう。
(追記:2024年7月から8月にかけて大きく円高に振れていますが、この記載は残しておきます。なお、1日あたりのスワップはかなり変動しますので、各自ご確認ください。)
トルコリラ円には下げ止まりを感じるものの、まだ下落する可能性があると考えるのであれば、下落による評価損をスワップの積み重ねでどこまで耐えられるのか、損益分岐点を計算しておく必要があります。
下表は「トルコリラ円を1万通貨購入した場合」になりますが、「1年間で-1.8円の下落」までなら受け入れられる(損しない:ロスカットとは異なる)と言えるでしょうか。
(なお、下表では評価損を可視化するために1万通貨購入で例示しましたが、損益分岐点となる日数は購入額に影響されません。)
ただし、スワップを50円/日で計算していますので、スワップが増えればもっと大きな評価損まで耐えられることになりますが、逆も十分に有り得ます。
あとは、トルコリラ円はもうそれほど下落することはないと信じられるのであれば、トルコリラ円による運用も有用かと思います。
トルコリラ円 | 評価損 | 損益分岐点となる日数 |
4.7 | 0 | 0 |
4.6 | -1,000 | 20 |
4.5 | -2,000 | 40 |
中略 | ||
3.1 | -16,000 | 320 |
3.0 | -17,000 | 340 |
2.9 | -18,000 | 360 |
トルコリラ円でスワップ50円/日は「IG証券」です。(ここ最近は50円を切ることが増えてきていますが・・・)
ただし、日によって変動しますし、政策金利が動くことで影響されますことにご注意ください。
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運用してみた感想
4つの通貨ペアを運用してみて、率直な感想を述べてみます。
- メキシコペソ円、南アフリカランド円のスワップポイントは安定している傾向にあるが、トルコリラ円は不安定であることが多い。
- トルコリラ円が下げ止まり状態にあるため魅力的に感じるが、米ドルや日本円にもかなり影響されるため、全力買いにはギャンブル性があることに注意が必要である。(追記:予見通り2024年7月から8月にかけて円高に振れた)
- メキシコペソ円とハンガリーフォリント円は横ばい(レンジ)に推移すると予想されるが、今後下落する(円高になる)可能性を考慮すると、今は高値掴みになるかもしれない。(追記:予見通り2024年7月から8月にかけて円高に振れた)
- ハンガリーフォリント円はスプレッドが大きいため、購入時に大きなマイナスになりやすく、評価損益をプラスにさせるには時間がかかることも有り得る。
- どの通貨ペアにおいても「押し目買い」は有用であると考えられるため、指値注文を活用すると良い。
- メキシコと南アフリカは利下げ観測が高まってきており、ハンガリーは既に利下げが始まっているため、注意が必要である。(追記:予見通りメキシコは2024年3月に利下げを開始済み)
以前、メキシコペソ円やハンガリーフォリント円の保有を検討していたときに、メキシコペソ円が急落した段階で指値が約定しましたため、押し目買いができました。
一方、ハンガリーフォリント円は、本業に時間を取られて指値を入れ忘れてしまったために、タイミングを逃して欲しかったレートで買えませんでしたため、もう諦めてしまいました。
こういうこともありますので、指値注文は重要であると思います。
あともう1つ言えるのが、いくらすぐに保有するつもりがなかったとしても、口座には入金しておかなければいけない(欲しいレートで保有できない)、と悔やんだこともありました。
あまり重要視されないようなことと思われるかもしれませんが、口座開設から入金・指値注文までは本気で準備しておいたほうがいいと思います。
少しでも興味があるのであれば、気になったときにすぐに注文できるよう、「口座開設」「入金」「指値注文」を今すぐしておきましょう。
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※ 当該サイトのメンテナンス中は、口座開設の操作ができないことがあります
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今後どのように運用していくか
今後円高方向に進むことも有り得ると予想されているので、全力で運用することは考えていません。(追記:予見通り2024年7月から8月にかけて円高に振れた)
目的の通り、トラリピのマイナススワップを軽減させるための対策として、この「スワップ投資」を検討していくのが良いかと思います。
そうなりますと、スタンスとしては私の見解(以下の記事に記載)に基づいて運用することになるでしょう。
IG証券で始めた当初(2024年3月)は30万円の資金で20万トルコリラですが、そのプラススワップは1日1,000円程度になります。
これを1年保有し続けることができれば36万円超のスワップポイントとなり、おそらくトラリピのマイナススワップ以上をカバーできるものと想像できます。
一方で、残念ながら含み損が発生する可能性もあるでしょうから、数年かけて最終的に含み損から脱却できればよいという戦略になります。
また、もしスワップポイントの積み重ねで(元々の運用資金)30万円を得ることができれば、私はその30万円を出金して、その後は利益だけで回していくという手法も検討しています。(そうすれば、もう絶対に損することがありませんからね!)
もちろん、そのまま増資・複利運用していくのも悪くないでしょう。
その時の状況により、戦略が変化していくと思います。
(1日のスワップ額はかなり変動がありますため、各自ご確認のうえ、再計算してください。)
まとめ
マイナススワップ対策として、10万円で高金利通貨ペアでの運用を試しに始めました。(私は資金を追加し続けて現在は240万円にしていますが、10万円でも運用可能です。)
30万円の資金でトルコリラ円を20Lot保有すると、ほぼ毎週5,000円超のスワップを取得することができることが分かりました。
トラリピ運用の補助として考えれば、この程度のスワップ所得でも十分有用かもしれません。
(1日のスワップ額はかなり変動がありますため、各自ご確認のうえ、再計算してください。)
トルコリラ円は下げ止まりを感じるようになりましたが、現在のエルドアン大統領の言動やトルコ中銀の金融政策を、市場が評価し始めたのだと思います。
ただし、米ドル安や円高によって下落する可能性があり、含み損が増える見込みもある運用です。
魅力的にうつりますが、レバレッジなどは慎重に検討し、ギャンブルにならないよう注意しましょう。
(追記:予見通り2024年7月から8月にかけて円高に振れたため、一連の円高の流れが落ち着いてから検討することをオススメします)
こちらの情報が皆さんのマイナススワップ対策の参考になるようでしたら幸いです。
おわりに
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この「スワップ投資」の実施には、スワップポイントが低い会社は不向きです。
一般的にスワップポイントが高いとされているのは「みんなのFX(トレイダーズ証券)」と「LIGHT FX(トレイダーズ証券)」で、前者は今回提示した高金利通貨ペアを全て取り扱っており、後者は一部の通貨ペアでスワップポイントに強みがあります。
実は私もスワップ戦略で利用しているFX会社です。
しかも、最近LIGHT FXでもハンガリーフォリント円を扱えるようになりましたので、さらに運用の選択肢が広がったことになります。
ちなみに、スワップポイントだけで見れば「LIGHT FX」を選択するのが明らかに良いと思いますでしょうけれど、LIGHT FXは保有できるポジション(スワップポイントが優遇されるポジション)の数には限度がある、などの制限がありますので、使い分けるのも良いと思います。
もし、今回の記事でスワップ投資に興味を持たれたのでしたら、すぐにでも口座開設されることをオススメします。
最短1時間で口座が開設されるとのことですから、まずはマイナススワップ対策の下準備を今日中にしてみてはいかがでしょうか。
口座開設して入金しておかなければ、「本当の買い時」に安値で買うことができなくなります。
「入金」、そして「指値注文」までは、必ず実行しておくべきと考えます。(取引せずに出金すれば1円も損はしません)
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(上が「みんなのFX」、下が「LIGHT FX」です)
ただし、トルコリラ円だけを運用する場合に限って言えば、私は「IG証券」をオススメします。
理由は、トルコリラ円のスワップポイントはLIGHT FXよりも高いことが多いからです。(時に低いこともあります)
原稿執筆時(2024年6月)で比較すると、LIGHT FXが1日あたり40-45円(1Lot)付近であるのに対し、IG証券は47-56円付近でした。
(ただしIG証券は上下の変動が大きいことがあるのに対し、LIGHT FXは比較的安定しているというメリットもあります。)
ご興味があるのでしたら、LIGHT FXだけでなくIG証券も同時に口座開設を進めておくべきです。
なお、私も10年以上前から口座を開設している、信頼のおけるFX会社です。
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時間は有限です。
今すぐ口座開設できれば、残された時間をプラススワップと一緒に有意義に過ごすことができるかもしれません。
関連リンク
マイナススワップ対策について纏めた記事です。
私のブログのサイトマップもありますので、こちらからご覧いただくと全体像が見やすくなりますし、主要な記事にも辿り着きやすくなります。
免責事項
私の記事を読まれている方は皆さんお分かりの内容ですけれども、一応念のため、免責事項を載せておきます。
『投資は自己責任』となりますので、ご了承ください。
【免責事項】
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