はじめに
40代サラリーマンが「トラリピFX」で月50万円の利益を出していました(2022年実績)。
今は「放ったらかし運用」にしたいので、低レバレッジに変更して月20万円程度にしています。
こちらは、どこにでもいる凡人の私が得た実績や経験をもとに、トラリピの設定や考え方、今後の見通しなど「皆さんのFIREにも役立つであろう情報」を公開しているブログです。
リスクシミュレーション
皆さんは、トラリピの「リスクシミュレーション」を実施してみたことはありますでしょうか?
自身の運用がどの程度までロスカットせずに耐えられるか、調べてみたことはありますでしょうか?
ロスカットは人生計画を大きく狂わせます。
狂わせないためにも、リスクマネジメントの一環としてシミュレーションを一度試しておくとよいでしょう。
リスクシミュレーションに関しては、以下の記事でもご紹介していますので、必要であればご覧ください。
コロナショック時のレートにしてみた
さて、私の設定は低レバレッジなので、安心して放ったらかしにできると言っていますが、本当にそうなのでしょうか?
ここ数年で最も相場の荒れた「コロナショック」時のレートを用いて、私の設定でリスクシミュレーションを実施してみました。
コロナショックは2020年3月とされ、私の運用している通貨ペアのレートは以下のようになっていました。
AUD/NZD | 0.99960 |
EUR/GBP | 0.95006 |
USD/CAD | 1.46680 |
現在と比べれば、どれほどの変化があったかよく分かりますね。
このレートを用いて「リスクシミュレーション」を実施すると、以下のようになりました。
(見づらいと思いましたので、評価損益だけ下表に抽出しました)
評価損益 | |
AUD/NZD | -2,444,501 |
EUR/GBP | -3,067,201 |
USD/CAD | -2,330,105 |
合計 | -7,841,807 |
私の運用資金(約2,230万円)に対し、評価損益合計が約-780万円、その時の証拠金維持率が300%、実質レバレッジが8.34倍、といずれも問題なしと判断できる状態でした。
ただしシミュレーションですので、実際の口座状況と差異が生じることもあり、参考値として捉える必要があります。
とは言え、上記レートは同時刻に指すものではありませんため、予見できる最大値として参考にするには十分と言えるでしょう。
なお、私の運用資金は必要以上に入れていますため、私の記事で提示している必要資金で算出しますと、それぞれ266%、9.37倍にまで変化します。
しかし、それでもロスカットにはまだ届かない、十分な数値と考えられます。
ここ数年の最大値のレートにしてみた
ここ数年(8-9年程度)は、この3通貨ペアは比較的狭いレンジで推移しています。
その特徴を利用して、トラリピはその狭いレンジにトラップを数多く仕掛ける戦略を実行しています。
ここ数年で最も大きな有事はコロナショックではありましたが、レートの最大値だけで見ますと、実は(EUR/GBP以外は)コロナショックを超えるレートを出した瞬間がありました。(下表)
AUD/NZD | 1.14843(2022年9月) |
EUR/GBP | 0.95006(2020年3月) |
USD/CAD | 1.46900(2016年1月) |
そのため、こちらを用いたリスクシミュレーションも実施してみました。
その結果が以下の通りです。
評価損益 | |
AUD/NZD | -2,444,501 |
EUR/GBP | -4,072,123 |
USD/CAD | -2,376,364 |
合計 | -8,892,988 |
私の運用資金(約2,230万円)に対し、評価損益合計が約-889万円、その時の証拠金維持率が238%、実質レバレッジが10.47倍、とこちらの場合でも問題なしと判断できる状態でした。
さらに同様に、私の記事で提示している必要資金で算出しますと、それぞれ210%、11.89倍にまで変化しました。
いずれにしても、ロスカットには届かず、問題なしと判断できました。
まとめ
今回は、レートをコロナショック時にまで変化させ、リスクシミュレーションを実施しました。
結果は、私の記事で提示している必要資金で算出しても、証拠金維持率が266%、実質レバレッジが9.37倍、とロスカットには届かない十分なリスクマネジメントができていることが分かりました。
それが、ここ数年の最大値にまでレートを変化させても、ロスカットには届かないことも分かりました。
私が安心して「放ったらかし運用」をするためにも、これくらいの余裕を持った低レバレッジでの運用が望ましいことが改めて証明できたわけです。
SNSなどで報告されているような方々と比べれば物足りない運用に見えるでしょうけれども、私の運用コンセプトは以下の通りですので、賛同される方には私の運用方法が参考になるのではないでしょうか。
おわりに
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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トラリピ運用を体系的に理解しておきたいという方は、以下のトラリピロードマップをご覧になってみてください。
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